三谷幸喜監督の映画の常連だった梅野泰靖(うめのやすきよ)さんが亡くなられました。
87歳で、老衰と発表されました。
喪主は次女の有馬美紀さんだそうです。
今どきの87歳はまだまだ若いです。
映画やドラマで、もっとお顔をみたかったですね。
梅野泰靖さんの名前は知らなかったけど、この人知ってる!という方が大勢いらっしゃると思います。
柔和な笑顔で、見る人に安心感を与える雰囲気をお持ちの方でしたね。
舞台人、舞台俳優であることに誇りと信念を持ち、生涯こだわりつづけた役者さんでありました。
そこで、こちらでは梅野泰靖さんについて、
・梅野泰靖(劇団民藝)の経歴と出演作品の紹介
・三谷作品常連俳優
を調査していきます。
また、この記事の後半では、
梅野泰靖さんについての動画を掲載しています。
ぜひ、合わせてチェックしてみてくださいね。
梅野泰靖(劇団民藝)の経歴と出演作品の紹介
梅野泰靖さんのプロフィール
生年月日:1933年7月14日
享年:87歳
身長:167㎝
所属:劇団民藝
梅野泰靖さんは、高校在学中の1951年に民芸少年劇第2回公演「山びこ学校」で主役に抜擢されました。
その後、1954年に劇団民藝に入団されました。
出典:劇団民藝
息子さんのお話で、舞台俳優として生きられた梅野泰靖さんのお人柄がうかがえます。
TVに出たほうがお金持ちになって良いのにと思っていた私に、「パパは舞台が好きなんだ。お客さんに直に生で表現できる。反応が感じられる。芝居は舞台でしたいんだ」とよく言っていました。
父が舞台俳優として評価され、紀伊國屋演劇賞個人賞を、舞台「亡命者」で受賞した時は本当に嬉しくて、今でも鮮明に私の心に残っています。
出演舞台
2013年 『夏・南方のローマンス』 検察官役
2010年 『十二月』 九城間弓役
2010年 『巨匠』 前町長役
2008年 『海鳴り』 兼蔵役
2007年 『双城冬季』 渡辺雄一役(日中合同)
2007年 『はちどりはうたっている』 ルー・シン役
2006年 『審判』 検察官A役
2005年 『火山灰地』 雨宮聡役
映画
2010年 『すべて海になる』
2008年 『ザ・マジックアワー』
2006年 『有頂天ホテル』
2005年 『県庁の星』
2001年 『みんなのいえ』
1999年 『金融腐蝕列島-呪縛-』
1997年 『ラヂオの時間』
1957年 『幕末太陽傳』
TV
2015年 フジテレビ『黒猫の三角』
2014年 TBS『新・示談交渉人 裏ファイル3』
2013年 フジテレビ『独身貴族』
2010年 フジテレビ『医龍』
2010年 フジテレビ『わが家の歴史』
2010年 テレビ東京『柳生武芸帳』
2009年 TBS『水戸黄門 第40部』
2008年 NHK大河ドラマ『篤姫』
2008年 NHK連続テレビ小説『瞳』
2005年 NHK『ハルとナツ』
2004年 NHK大河ドラマ『新選組!』
2004年 テレビ朝日『はぐれ刑事純情派』
2004年 テレビ東京『信濃のコロンボ』
2004年 TBS『日本のこわい夜』
2003年 テレビ朝日『相棒』
2000年 フジテレビ『ナースのお仕事』
2000年 フジテレビ『やまとなでしこ』
1999年 フジテレビ『古畑任三郎』
1998年 フジテレビ『今夜、宇宙の片隅で』
1996年 NHK大河ドラマ『秀吉』
1980年 NHK『御宿かわせみ』
1973年 NHK『天下堂々』
有名な映画やTVドラマなど、出演が多いので、名前は知らなくても顔は知っているという人が多いんだと思います。
失礼ですが、私もこの方の名前を始めて知りました。
顔はよく、存じ上げておりました。
とくに、三谷幸喜監督の作品が好きなので、よく拝見していましたよ。
息子さんのお話から・・・
大好きな芝居を60年以上やれてきて、それでもまだまだ芝居がやりたいという情熱を抱きながら亡くなった父は、本当に幸せな人生だったのではないかと思います。
今まで父を支え応援くださった皆様、本当にありがとうございました。
三谷作品常連俳優
映画DVD紹介
震える舌
■あらすじ&みどころ 破傷風に侵された少女と、 それを看病する両親の闘病記を、 ホラー映画のように纏め上げた異色作。 奇病に取り組み、血も凍る恐怖を熱演した 当時5才の子役の圧倒的な演技が見所。 渡瀬恒彦はこの年、キネ旬主演男優賞を受賞(他作品含む)
ザ・マジックアワー
「ラヂオの時間」「THE 有頂天ホテル」の三谷幸喜監督が贈る痛快エンタテインメント・コメディ。とある港町を舞台に、映画撮影と思い込み本物のギャング相手に幻の殺し屋を嬉々として演じる無名の三流役者と、彼を騙し通して人生最大のピンチを切り抜けようとするしがないホテル支配人の男が繰り広げる大騒動を実力派キャスト陣の豪華アンサンブルで描き出す。出演は佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行。港町・守加護(すかご)。街を牛耳るギャングのボス・天塩の愛人・マリに手を出してしまった手下のホテル支配人・備後。はたして天塩に捕まり絶体絶命となってしまう。助かる唯一の条件として天塩が示したのは、5日以内に幻の殺し屋”デラ富樫”を連れてくること。条件を飲んだ備後だったが、そう簡単に見つかるわけもなく、最後の非常手段としてニセモノを用意することに。そこで備後は、映画監督になりすまして無名の俳優・村田大樹を雇うと、映画の撮影と称して彼に殺し屋”デラ富樫”を演じさせ、天塩の前に差し出すのだったが…。
ラヂオの時間
「警部補 古畑任三郎」などで知られる人気脚本家、三谷幸喜初監督によるコメディ映画。三谷幸喜がかつて主宰していた劇団「東京サンシャインボーイズ」の同名劇をもとに、ラジオ局内で繰り広げられるドタバタ劇をコミカルに描く。スピーディなカメラワークやストーリー展開、ツボを突いた笑いなど、才人・三谷幸喜の冴えた手腕が見どころ。生放送のラジオドラマを控え、緊張気味のスタジオ。初めて書いた脚本が採用された主婦のみやこも、直前のリハーサルを見学していた。そんな中、突然主演の人気女優が設定を変えたいと文句を言い始める。困り果てたプロデューサーは、みやこに脚本の書き直しを依頼。だが他の出演者も口々に不満を漏らしはじめ、メロドラマだった物語は次第にアクションへと変貌してゆく。
幕末太陽傳 デジタル修復版
時は、幕末、文久2(1862)年。東海道品川宿の相模屋という遊郭へわらじを脱いだ左平次(フランキー堺)は、勘定を気にする仲間を尻目に、呑めや歌えの大尽騒ぎを始める。しかしこの男、なんと懐には、一銭も持ち合わせていなかった…。居残りと称して、相模屋に居ついてしまった左平次は、持ち前の機転で女郎や客たちのトラブルを次々と解決していく。遊郭に出入りする攘夷派の高杉晋作(石原裕次郎)らとも交友を紡ぎ、乱世を軽やかに渡り歩くのだった。
みんなのいえ
映画賞を総ナメした「ラヂオの時間」から4年ぶりとなる、三谷幸喜監督待望の第2作。自らの家造り体験をもとに、次から次へと起こるドタバタ騒動をコミカルにつづる。お酒落なマイホームを夢見る若夫婦。新進気鋭のインテリア・デザイナーに設計を依頼するまでは良かったが、施工は妻の父親で頑固な大工が行うこととなり、正反対の性格であるふたりは対立を繰り返し、遂には想像を絶するトラブルが夫婦に襲い掛かる。はたして理想の新居は完成するのだろうか?
まとめ
さて、ここまで梅野泰靖さんについて
・梅野泰靖(劇団民藝)の経歴と出演作品の紹介
・三谷作品常連俳優
について調査してきました。
いかがでしたでしょうか?
梅野泰靖さんの、ひょうひょうとした柔らかい雰囲気が好きでした。
男はつらいよの、博のお兄さん役は本当にはまり役でしたよ。
他にもたくさんの映画に出演されているので、ユーチューブでひとり鑑賞会を開きたいと思います。