川﨑晶平(かわさきあきひら)さんは、宇宙をも感じさせる美しさで評判の川﨑晶平さんの作品を鑑賞した後、鋳物師・元井秀治さんと共に、日本刀本来の存在価値をSWITCHインタビュー 達人達(たち)で語り合いました。
アニメなど近年の刀剣ブームも積極的に支える川﨑晶平さんの願いとはどのようなものなのでしょうか?
また、川﨑晶平の刀の値段や経歴について、詳しく見ていきたいと思います。
そこで、こちらでは川崎晶平さんについて、
・川崎晶平刀匠の経歴
・川崎晶平刀匠の作品
・現代刀の値段(相場)は?
を調査していきます。
また、この記事の後半では、
川崎晶平さんについての動画を掲載しています。
ぜひ、合わせてチェックしてみてくださいね。
川崎晶平刀匠の経歴
川崎晶平刀匠の経歴はこちら
- 川崎 晶平(かわさき あきひら)刀鍛冶 -
本名/川崎 仁史 昭和43年生 埼玉県美里町住
1991 明治大学 政治経済学部政治学科卒業
1994 長野県坂城町、宮入小左衛門行平に入門
師/宮入小左衛門行平
新作名刀展/文化庁長官賞 名誉会長賞
日刀保会長賞 寒山賞 優秀賞 新人賞受賞
新作日本刀刀職技術展覧会
第1回・2回・4回 経済産業大臣賞受賞
第1回お守り刀展 瀬戸内市長賞受賞
第3回お守り刀展 岡山県知事賞受賞(第1席)
全日本刀匠会理事
全日本刀匠会関東支部 支部長
出典:http://ja.shoku-nin.org/12_akihira/
川崎 晶平さんは「1000年後も遺る作品」を目指し、日本刀作りを行なっておられます。
一目見てかっこいいと思わせる作品を作ることと、刀の武器以上の文化的価値を伝承していくことが目標だといわれます。
弟子入りをして、認められる刀鍛冶になるために、必死で修業をした川崎 晶平さん。
賞を取ることで、刀鍛冶としての地位を作り、刀が売れるところまで持って行くことを目標にされました。
だから、数々の賞を受賞されています。
刀は日本の伝統工芸の集大成です。
研磨、木工、漆芸、金工、組紐などの匠の技のがひとつでも欠けたら作れません。
刀を残すことは、日本の伝統文化を残すことでもあるんです。
日本刀の作風には、五箇伝(山城、大和、備前、相州、美濃)がありますが、川崎晶平さんは相州伝の作風をずっと追求しておられます。
相州伝は、鎌倉武士の気風と時代を反映して覇気があり、焼き刃と地景、金筋など見所が豊富です。
五箇伝(山城、大和、備前、相州、美濃)の伝法もそれぞれ、政治や経済の中心地で発展してきました。
代表的な刀鍛冶としては、正宗、貞宗、志津、郷などがあります。
こちらは、川崎晶平さんの作品の地鉄です。
川崎晶平刀匠の作品
川崎 晶平 (刀・片切刃) 白鞘
銘文(表)晶平之(裏)平成乙酉年二月日
刃長/二尺三寸二分(70.2cm) 反り/五分三厘(1.6cm) 刃文/湾れ互の目
特別価格140万円!片切り刃造りとは、鎌倉時代後期から南北朝時代に流行した造り込みで、一方を平造りに、もう一方は角部を設けて切刃にする構造。
表裏不対象の造りは、鍛えや焼入れに高い技術を要します。
現代刀の値段(相場)は?
オンラインゲームや映画の影響で日本刀がブームになっています。
日本刀の購入希望者も多く、市場も賑わっています。
日本刀は高額なイメージがありますが、値段はさまざまです。
歴史上の名刀と言われるものから近代、現代の日本刀までそれぞれの時代や銘によって違ってきます。
長く反りかえった太刀を主流とする古刀は安いもので100万円、相場としては300万円といわれています。
名刀と呼ばれるものになると、数千万円するものもあるようですね。
しかし、江戸時代以降の新刀になると50万円~100万円くらいが相場になります。
時代が新しくなるほどに安いのですが、安いからといって品物が劣っているわけではありません。
古刀の値段が高いのは、歴史と伝説が加味されているからです。
最上大業物(さいじょうおおわざもの)に分類される日本刀の値段は1千万円前後が相場といわれています。
室町時代の名工、和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)の刀で1,700万円ほどの値が付きました。
現在は10万円前後で購入できる日本刀も多くあります。
値段は刀匠によりますが、刀で55万円くらいから買えます。
脇差で45万円くらいからが相場ですね。
現代刀匠 人間国宝
「人間国宝」(にんげんこくほう)は、芸能・工芸技術などの分野で突出しており、文化審議委員会などで審査され、文部科学大臣が指定を受けた人物です。
また、芸・技術を維持すること、後継者を育てることも役割として考えられています。
【 人間国宝(重要無形文化財保持者) 】
受賞年 | 刀匠銘 | 本名 | 師匠 |
1955年 | 高橋貞次 | 高橋金市 | 月山貞一(初代)・貞勝 |
1963年 | 宮入昭平(行平) | 宮入堅一 | 栗原彦三郎昭秀 |
1971年 | 月山貞一(二代) | 月山昇 | 月山貞一(初代)・貞勝 |
1981年 | 隅谷正峯 | 隅谷與一郎 | 桜井正幸 |
1997年 | 天田昭次 | 天田誠一 | 栗原彦三郎昭秀 |
1997年 | 大隅俊平 | 大隅貞男 | 宮入昭平(行平) |
まとめ
さて、ここまで川崎晶平さんについて
・川崎晶平刀匠の経歴
・川崎晶平刀匠の作品
・現代刀の値段(相場)は?
について調査してきました。
いかがでしたでしょうか?
昨今の刀剣ブームで日本刀が見直されています。
刀鍛冶を目指しても、きびしい修行に志半ばであきらめ、辞めていく方も多いらしいです。
川崎晶平さんは、一目見てかっこいいと思わせる作品を作ることや、刀の武器以上の文化的価値を伝承していくことを目標にされています。
刀鍛冶の技術を身につけるために、たいへんな苦労をされたと思います。
これからも、素晴らしい作品を世に送り出してほしいですね。