新井豪一郎さんは学習ノート共有アプリ『Clear(クリア)』を開発された方で、世界中の教育格差をなくしていきたいと考えられています。
「Clear(クリア)」は授業のノートをネットに投稿して共有する新しい学習アプリです。
料理のクックパッドの教育版ですね。
新井豪一郎さんが開発した「Clear(クリア)」は小学生から大学生まで人気があります。
現在、4カ国150万人もの子ども達がこのアプリを利用しています。
そこで、こちらでは新井豪一郎さんについて、
・新井豪一郎(アルクテラス)の経歴
・学習ノート共有アプリ『Clear』の開発物語!
・SDGsとは?
を調査していきます。
また、この記事の後半では、
新井豪一郎さんについての動画を掲載しています。
ぜひ、合わせてチェックしてみてくださいね。
新井豪一郎(アルクテラス)の経歴
出典:コンサル業界ニュース
新井豪一郎さんのプロフィール
高校:慶應義塾志木高校
大学:慶応義塾大学
慶応義塾大学大学院MBA
職歴:NTT入社
2003年米コンサルティングファームPTTM(現PwC)に入社
2006年星野リゾートに転職
2010年アルクテラス創業
受賞歴
2014年:日本e-Learning大賞 経済産業大臣賞
2017年:Global EdTech Startup Award 2017 世界大会優勝
新井豪一郎さんは、2006年に星野リゾートに入社されていますが、この星野リゾートの星野佳路氏との出会いが、変わっています。
教育事業とリゾート事業を組み合わせたモデルを、星野社長に直談判するために、入社の面接を受けられました。
最終面接で志望動機を聞かれた新井豪一郎さんは「志望しません。御社と提携したいんです。」と言われたそうです。
これで、星野社長から快諾してもらいましたが、ビジネスプランの段階で、あまり儲からないことが発覚。
それで、経営者としての経験を積むために、星野リゾートで働くことになったそうです。
ここで大変なことが起こりました。
スキー場の再生事業を3年やられましたが、その間にスキーの事故にあい「あ、死ぬな」と思ったそうです。
木に激突し、肋骨が3本折れて肺に刺さり、声も出ず動けなくなりました。
幸い、すぐに救助されましたが、そのときに、必ず今度こそ教育事業を起こすと決意されたそうです。
人間、先はどうなるかわかりません。
やりたいことがあるなら、今行動に移しましょう、ということですね。
それから、2010年にアルクテラスを創業されています。
学習ノート共有アプリ『Clear』の開発物語!
出典:東大ノート
『Clear』は、勉強版クックパッドを目指すノート共有アプリです。
「勉強はわからないことが解決できないとくじける」という課題に着目し、“わからないことが家で解決できるサービス“を考えた結果、学習ノート共有アプリ『Clear』が生まれました。
小学生の頃、先生が一方的に説明する授業が身に入らず、あるときから自分で参考書を使って勉強することに。
すると次第に勉強ができるようになり、自分が、図解や記述内容を見て理解するのが得意な“視覚優位”の学習タイプなんだと気づきました。
学校の授業は、異なる一人ひとりに合わせたものではないので、自分のような落ちこぼれが生まれやすい。
そこで、ITを使えばもっと個々に最適化した学習が可能になるのでは?と考え、事業の軸を教育サービスに据えました。
新井豪一郎さんは、子どもの頃から勉強に対するコンプレックスを持っていたそうです。
授業を受け手も、全然頭に入ってこない子どもだったそうなんです
でも、参考書を買ってもらって自分で勉強をすると、理解ができて、成績がぐんと上がりました。
「人によって、耳から情報を入れて理解するより、目から情報を吸収して視覚的に理解する方が得意な人もいる。
みんな自分に合った勉強方法を見つければ、本来持っている力が必ず発揮できる。」
もともと、一人で勉強していて何か問題にぶつかった時に解決できる仕組みをつくることから思考して生まれたのがClearです。
電車に乗っていたとき、友達に可愛いノートを自慢している女子高生に遭遇。
聞いている方も、「すごくわかりやすいじゃん」と反応しています。
この体験で、勉強ノートをシェアするサービスの可能性を感じたそうです。
できる人は、小さなきっかけを見逃さないんですね。
確かに学生時代、テスト前には勉強ができる友人のノートをみんなでコピーしてシェアしていました。
リアルではずっと行なわれていた行動をデジタルのプラットフォームに再現したのがClearです。
無料で利用できる『Clear』は現在、全世界250万人以上のユーザーがいて、主に中高生が試験対策に利用しています。
海外では、タイ、台湾、中国、インドネシア、香港でサービスを開始。
嬉しいのは、「勉強が好きになった」「成績が上がった」という各国から届く学生の声。
さらに今後は、韓国やロシア、ヨーロッパ圏にも展開予定です。
そして、どこに住んでいたとしても一様に良質なコンテンツを届けることで、世界中の教育格差をなくしていきたいと考えています。
SDGsとは?
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)の17の目標のなかに、「質の高い教育をみんなに」というものがあります。
すべての人に公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する、というものです。
現在、4カ国150万人もの子ども達がClearを利用しています。
Clearを上手に使いこなせば、貧富の差が生む教育格差も無くせると期待されているんです。
東京ではいい教育が受けられるけど、地方の田舎では塾もない環境があったりします。
世界規模でみても、国によってはよい学習の機会に恵まれない子供たちが大勢います。
貧富の差が生む教育格差も無くせるという、Clearに期待したいですね。
主催:デジタルハリウッド大学大学院 佐藤昌宏研究室(EL研究室)
新井豪一郎(アルクテラス)さんが登壇者として登場します。
まとめ
さて、ここまで新井豪一郎さんについて
・新井豪一郎(アルクテラス)の経歴
・学習ノート共有アプリ『Clear』の開発物語!
・SDGsとは?
について調査してきました。
いかがでしたでしょうか?
Clearを上手に使いこなせば、貧富の差が生む教育格差も無くせるのではないでしょうか?
現在、4カ国150万人もの子ども達がこのアプリを利用して学習しています。
日本でも、小学生から大学生まで、授業のノートをネットに投稿して共有するClearが人気です。
すばらしいですね。